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【例文あり】面接のお礼メールは送るべき?書き方とマナーを徹底解説

2025/9/11

お礼メールの送り方徹底解説します!

【例文あり】面接のお礼メールは送るべき?書き方とマナーを徹底解説

「面接が終わった後、お礼のメールって送った方がいいの?」

「送ったとして、選考にどれくらい影響があるんだろう?」

「OB/OG 訪問でお世話になった先輩にも、お礼はメールで大丈夫?」

就職活動を進める中で、こうした**「お礼状・お礼メール」**に関するマナーや効果について、疑問や不安を感じたことはありませんか?

結論から言うと、お礼メールを送ったからといって、不合格が合格に覆るような劇的な効果は期待すべきではありません。 採用の評価は、あくまで面接本番でのパフォーマンスに基づいて下されます。

しかし、だからといって「送る意味がない」と考えるのは早計です。 丁寧なお礼メールは、あなたの誠実な人柄や、高い入社意欲を最後の一押しとして印象付ける、極めて有効なコミュニケーションツールなのです。ビジネスマナーを正しく理解しているというアピールにも繋がります。

この記事では、そんなお礼メールに関するあなたの疑問を全て解消するため、送るべきかどうかの判断基準から、基本の構成状況別の具体的な例文、そして送る際の注意点まで、網羅的に解説します。


そもそも、お礼メールは選考に影響するのか?

前述の通り、合否を直接左右するものではありません。しかし、人事担当者も人間です。丁寧で、心のこもったお礼メールを受け取って、悪い気がする人はいません。

特に、ボーダーライン上で複数の学生が並んだ場合には、「この学生は、最後まで礼儀正しく、熱意も感じられるな」というポジティブな印象が、最終的な判断を後押しする可能性はゼロではないでしょう。

お礼メールは、「選考を突破するための必殺技」ではなく、**「社会人として、お世話になった方への感謝を伝える、当然の礼儀」**と捉えるのが、最も健全な考え方です。


【基本の型】お礼メールに書くべき 7 つの項目

ビジネスメールには、基本となる「型」があります。この型に沿って書けば、まず間違いありません。

  1. 件名: 「【面接のお礼】〇〇大学 氏名」のように、誰から、何のメールかが一目で分かるように書きます。
  2. 宛名: 「株式会社〇〇 人事部 〇〇様」のように、会社名・部署名・役職・氏名を正確に記載します。
  3. 挨拶: 「お世話になっております。本日〇時に面接をしていただきました、〇〇大学の〇〇です。」と、自己紹介から始めます。
  4. 本文(感謝): まずは、面接の機会をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えます。
  5. 本文(感想・意欲): 面接で特に印象に残った話や、それを通じて、より入社意欲が高まったことなどを具体的に記述します。ここが、あなたの熱意を伝える最も重要な部分です。
  6. 結びの挨拶: 「末筆ではございますが、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。」といった言葉で締めくくります。
  7. 署名: 自分の大学名、学部学科、氏名、連絡先(電話番号、メールアドレス)を明記します。

【状況別】そのまま使えるお礼メールのテンプレート

1. 面接後(一次・二次面接)の例文

件名:【本日の面接のお礼】〇〇大学 〇〇

株式会社〇〇 人事部 〇〇様

お世話になっております。 本日 14 時より、一次面接の機会をいただきました、〇〇大学の〇〇です。

本日はお忙しい中、貴重な機会を設けていただき、誠にありがとうございました。

〇〇様から伺った、貴社の △△ という事業における現場の具体的なお話は、ウェブサイトだけでは決して知り得ないものであり、貴社で働きたいという思いがより一層強くなりました。 特に、〇〇というエピソードを通じて、貴社の「挑戦を歓迎する文化」を肌で感じることができ、大変魅力的に感じております。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡いたしました。 末筆ではございますが、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。


氏名:〇〇 〇〇 大学:〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 4 年 電話番号:XXX-XXXX-XXXX メールアドレス:xxxx@xxxx.ac.jp


2. OB/OG 訪問後の例文

件名:【OB 訪問のお礼】〇〇大学 〇〇

株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様

お世話になっております。 本日 14 時より、OB 訪問にてお話を伺いました、〇〇大学の〇〇です。

本日はご多忙の折、私のために貴重なお時間を割いていただき、心より感謝申し上げます。

〇〇様から伺った、仕事のやりがいや、キャリアパスに関する具体的なお話は、大変勉強になり、貴社で働くイメージをより鮮明にすることができました。 特に、〇〇というご経験談は、私の「△△」という就活の軸を再確認する上で、大きな気付きとなりました。

本日いただいたアドバイスを胸に、今後の選考も精一杯頑張ります。

末筆ではございますが、〇〇様の今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。 (署名は上記に同じ)


お礼メールを送る際の 3 つの注意点(タイミングとマナー)

  1. タイミングは「当日中」が鉄則: 記憶が新しいうちに送るのが最も効果的です。遅くとも、翌日の午前中までには送りましょう。
  2. 簡潔に、分かりやすく: 担当者は多忙です。長文の自分語りは避け、感謝の気持ちと熱意が簡潔に伝わるように心がけましょう。
  3. 誤字脱字は厳禁: 送信前に、宛名や本文に間違いがないか、最低でも 3 回は見直しましょう。ここでミスをすると、かえってマイナスな印象を与えてしまいます。

まとめ:お礼メールは「感謝」を伝える最高のツール

お礼メールは、選考結果を左右する魔法の杖ではありません。しかし、それはあなたの誠実さ、丁寧さ、そして何よりもその企業に対する「感謝」の気持ちを伝える、シンプルで力強いコミュニケーションです。 その心のこもった一手間が、あなたの印象をより良いものにし、良いご縁に繋がることを願っています。

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