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【強み別・例文 15 選】刺さる自己 PR の作り方|構成のフレームワークと NG 例を徹底解説

2025/9/11

自己PRの作り方解説!

【強み別・例文 15 選】刺さる自己 PR の作り方|構成のフレームワークと NG 例を徹底解説

「あなたの強みを教えてください」 「自己 PR をお願いします」

エントリーシート(ES)や面接で、必ず問われるこの質問、「自己 PR」。 「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」と何が違うのか、どうアピールすれば良いのか、混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。

自己 PR とは、いわば**あなたの「キャッチコピー」**です。あなたがどんな人間で、どんな強みを持ち、入社後どのように活躍してくれるのかを、簡潔かつ魅力的に伝えるためのプレゼンテーションです。

この記事では、ガクチカとの明確な違いから、採用担当者の心に確実に刺さる自己 PR の「黄金フレームワーク」、そしてあなたの強みに合わせて使える具体的な例文 15 選まで、自己 PR の作り方の全てを徹底解説します。


そもそも自己 PR とガクチカの違いとは?

この 2 つは似ているようで、アピールすべき焦点が異なります。

  • ガクチカ: ある特定の**「経験(エピソード)」**を深掘りし、その過程における課題解決能力や主体性を示すもの。「物語」で語る。
  • 自己 PR: あなたという人間の核となる**「強み(能力・人柄)」**を提示し、それが再現性のあるものであることをエピソードで証明するもの。「プレゼン」で語る。

ガクチカが一本の映画だとすれば、自己 PR はその映画の予告編のようなものです。まず予告編(自己 PR)で「私は〇〇という強みを持つ、魅力的な人間です!」と観客(人事)の興味を引きつけ、本編(ガクチカや面接での深掘り)でその証明をしていく、というイメージです。


採用担当者の心に刺さる自己 PR の「黄金フレームワーク」

優れた自己 PR は、例外なくこの 3 つの要素で構成されています。この型に沿って組み立てるだけで、あなたの話は劇的に分かりやすくなります。

  1. 結論 (My Strength is …): まず最初に、あなたの強みが何であるかを一言で、明確に言い切ります。「私の強みは、〇〇です。」
  2. 具体的なエピソード (Proof): その強みが、単なる思い込みではないことを証明するための具体的なエピソードを語ります。どんな状況で、その強みがどのように発揮されたのかを簡潔に説明します。
  3. 貢献 (Contribution): 最後に、その強みを活かして、入社後、企業にどのように貢献できるのかを述べます。企業の事業内容や求める人物像と結びつけることが重要です。

【強み別】自己 PR の例文 15 選

あなたの強みに合わせて、このフレームワークを使った例文を紹介します。

課題解決力・論理的思考力

  1. 私の強みは、現状を分析し、課題解決への道筋を立てる力です。
  2. 複雑な情報を整理し、本質的な課題を特定する論理的思考力が私の強みです。
  3. 困難な状況でも、データに基づいて冷静に次の打ち手を考えられる課題解決力があります。

主体性・リーダーシップ

  1. チームの目標達成のために、周囲を巻き込みながら主体的に行動できるのが私の強みです。
  2. 誰も手を挙げないような課題に対しても、自ら先頭に立って挑戦するリーダーシップがあります。
  3. 現状に満足せず、常により良い方法を模索し、改善提案を行う主体性を持っています。

傾聴力・調整力

  1. 異なる意見を持つ人々の間に立ち、双方の意見を丁寧に聞きながら合意形成を図る調整力が私の強みです。
  2. 相手の言葉の裏にある真のニーズを汲み取る傾聴力に自信があります。
  3. チーム内の潤滑油として、円滑な人間関係を構築し、全体のパフォーマンスを最大化できます。

継続力・粘り強さ

  1. 一度決めた目標に対しては、困難な状況でも決して諦めずに最後までやり遂げる継続力があります。
  2. 地道で泥臭い作業も、目標達成のために厭わず、粘り強く取り組むことができます。
  3. すぐに結果が出なくても、長期的な視点で努力を続ける粘り強さが私の強みです。

柔軟性・適応力

  1. 予期せぬ変化やトラブルに対しても、パニックにならず、冷静に状況を判断し、柔軟に対応できます。
  2. 新しい環境や文化にも、積極的に飛び込み、素早く適応する力があります。
  3. 自分のやり方に固執せず、常に新しい知識やスキルを吸収し、変化し続ける柔軟性を持っています。

これは避けたい!自己 PR のありがちな NG 例

  • NG 例 1:抽象的で具体性がない: 「コミュニケーション能力が高いです」だけでは、何も伝わりません。どんな相手と、どんな状況で、どのようにコミュニケーションを取ったのか、というエピソードが不可欠です。
  • NG 例 2:強みの羅列になっている: 「私の強みは、主体性と協調性と継続力です」のように、多くの強みを並べても、一つ一つの印象が薄れてしまいます。最もアピールしたい強み一つに絞り、深く語りましょう。
  • NG 例 3:企業の求める人物像とズレている: 例えば、チームワークを重んじる企業に対して、「一人で黙々と作業するのが得意です」とアピールしても、評価には繋がりません。企業がどんな強みを求めているかを理解することが重要です。

Gyo-Kai Compass で、自己 PR の「貢献」部分を磨き上げる

自己 PR のフレームワークの最後、「3. 貢献」の部分は、あなたの自己分析と企業分析が交差する、最も重要なポイントです。 あなたの強みを、その企業が抱えるどんな課題の解決に活かせるのか? その答えの精度を高めるために、**『Gyo-Kai Compass』**の「企業分析シート」が役立ちます。企業の事業内容や中期経営計画を深く理解することで、「〇〇事業の海外展開において、私の △△ という強みが活かせます」といった、具体的で説得力のある貢献イメージを描くことができるのです。


まとめ

自己 PR は、あなたという人間を企業に売り込むための、最初のプレゼンテーションです。 この記事で紹介したフレームワークと例文を参考に、あなただけの、そして企業の心に深く刺さるキャッチコピーを創り上げてください。

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